【私の音楽の楽しみ方】想像することを許してくれるのが心地よいと感じる
最近、また古い音楽を聴いています。
たま~に突然古い音楽を聴くブームが訪れる夫婦なのですが、こういうのってきっと波があるのでしょうかね。
私の場合、おそらくブログとかTwitterとかを始めて、文字+映像+音の『密』な情報を一気に取り入れはじめたせいか少々お腹いっぱいになってしまった状態なのかもしれません(笑)
でも、むかしの音楽って『密』じゃないんです。
「想像することを許してくれる」っていう感じがして、その音の世界に自分もすんなりと入っていくことができる。
曲「どうぞ、楽しんでって~」
私「おじゃましま~す」
みたいな感じで受け入れてもらえる”隙”がありありなんです。
この感じをちょっと味わってもらえたら…と、今日は2曲ご紹介したいと思います。
【ザ・タイムス/So Much In Love】
「So Much In Love」は、山下達郎さんのアサヒスーパーモルトのCMでのカバーでご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、1963年にアメリカでシングルチャート1位になったザ・タイムスが歌ったポピュラー楽曲です。
ぜひ、この曲を目を閉じて聴いてみてほしいのです。
私は最初、歌詞を読まずに音だけを聴いていました。
すると、すぐに夏の砂浜が見えてきて(怪しくないよ(^^;;…)、お散歩しているイメージが浮かんだんですよね。
その後、夫のデコさんに歌の内容を教えてもらったらあまりにもイメージと一致していて自分でもビックリしました!
英語が聞き取れてしまう人はちょっと感動が薄くなってしまうかもしれませんが、私みたいに英語のリスニング能力が乏しい人には試してみるととてもおもしろい体験ができると思います。
最近の邦楽の特徴として、どうしてもボーカルに対してオケが分厚い、いわゆる『密』で、ある意味聴く側が曲の世界に入っていけないことがあります。(私だけかも(^^;)
もちろん、きちんと日本語の歌詞でストレートに表現することもよいです。
でも、日本人だからほとんど言葉をそのまま受け取ってしまうので、イメージを膨らますことができない。膨らます余地がなくて入っていけない。イメージを膨らます必要がなくなるってことなんですよね。
そうか!だから余韻にひたれなくなっちゃったのかも・・・(´;ω;`)
ー音楽を楽しむー。音楽って『音を楽しむ』って書きますね!
楽しむこと、それはひとりひとり自由で正解はないから、瞳を閉じて何が見えるか是非聴いてみてほしいなぁ~。
こちらの動画で【The Tymes/So Much In Love】を最後まで楽しむことができます。
動画:ザ・タイムスートピック様より
【キャロル・キング/アップ・オン・ザ・ルーフ】
「アップ・オン・ザ・ルーフ」は、キャロル・キングとジェリー・ゴフィンが作詞作曲した1962年にドリフターズが発表した楽曲です。
この曲も多くのアーティストによってカバーされていますが、今日はキャロル・キングとドリフターズのバージョンを聴いてみたいと思います。
はてなブログのiTunes商品紹介にアイテムが無かったので、Spotifyで30秒間の視聴をお試しください。▶で再生、もう一度押すと停止します。
いかがでしたか?
この曲は、
「気が滅入っている時、疲れた時、辛いと感じる時、屋根にのぼろうよ。
空気はきれいだし、星は無料のショーを見せてくれて私を開放してくれる…。」
というような内容の歌詞なのですが、やっぱり内容を知らずに聴いてみると同じ屋根にのぼるというテーマでも雰囲気がだいぶ変わりますよね。昔なつかしい「時間ですよ」の屋根を思い出してしまう人もいるかもしれません(笑)
こんな感じで、また古い洋楽を楽しんでいます。
英語圏の方たちは感じないであろう感覚かもしれませんが、言葉がわからないと想像が膨らむ利点があるな~と感じます。会話は困りますけどね(笑)
なので、きっと、外国人の方々には日本の曲もイメージを膨らませながら楽しんでいただけるのだと思います。
最後に、私の好きな「アップ・オン・ザ・ルーフ」のバージョンはキャロル・キングとジェイムス・テイラーのデュエットバージョンです。
よろしければ聴いてみてイメージを膨らませてみてください。
動画:tryton111様より
今日ご紹介した曲は、Spotify(無料版)でも聴くことができます。
たまには古いものも新鮮に感じることってありますね♪
最後までお読みいただきありがとうございました。