話しかける行為はとても重要です!【会話を楽しむ工夫】
外出自粛の期間中は快適に過ごせましたか?
連日おうち時間の過ごし方についてテレビやネットで様々な意見がありましたが、私はというとあまり変化はありませんでした(^^;
とは言っても、あることがきっかけで私自身ちょっとだけ意識し始めたことがあったので少しだけおつきあいいただけたら嬉しいです。
家族との会話や雑談が苦手で苦痛に感じている方がいたら、少しは参考にしていただけるかもしれません。
赤ちゃんに話しかけないとどうなる?
先日、夫のデコさんから、心が痛くなった衝撃的な実験を紹介している記事を教えてもらったので内容をご紹介します。
今からおよそ800年くらい前、ローマのフリードリヒ2世という人が次のような人体実験を行ったそうです。
教育を受けていない子供が最初に話す言語を知るため、乳母と看護師に授乳している赤子に向かって何も話さないように命じた実験がある[127]。しかし、育ての親から愛情を与えられなかった赤子たちは全て死に、フリードリヒの苦労は無駄になった[124]。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
生きるための世話はするけれど、目を見ない、話しかけない、笑いかけないなど、スキンシップは一切とらないといったもので、実験の結果、赤ちゃんたちは1歳の誕生日を待たずに亡くなってしまったとのことでした。
私はこの衝撃的な実験を聞いて、心が痛んだと同時に人類はこうした残酷な出来事の積み重ねで現在に至ったんだ…と思い改めて考えさせられました。
そして、話しかけるという行為は赤ちゃんに限ったことではなく、お年寄りにもとても大切です。
近年、認知症は広く知られるようになりましたが、まさに認知症の予防には食事や睡眠、運動といった生活習慣も重要ですが、話をするなどの他者との交流もとても重要とされています。
家族との会話
先ほどご紹介した記事を読んだこともあり、最近ちょっと意識し始めたことがあります。
すごく私的な話で恐縮ですが、私は家族の中で唯一父とちょっとしたことで言いあいになることが多くありました。
「私でもこんなに怒ることってあるんだー」と驚くほどでした(^^;
でも、やっぱり親ですからね、好きなわけですよ。
コロナで外出自粛になってしまい、父が仲良しのお友だちと飲みに出かけられなくなってしまった様子を見て、ちょっと不安になってしまいました。
「さみしいだろうな~」
「そういえばお父さん、今日どのくらい喋ったのかな…?」
「あまりにも話をする機会が減って、ちょっとボケちゃったらどうしよ(´・_・`)」
そこで、今までは話につきあうのも面倒に感じたことがあったのですが、話をする時間を愉しもう!と、意識してみました。
- 話を聞くことを楽しんでみる
- 場の雰囲気を楽しんでみる
- 相手の表情、声の感じを楽しんでみる
そんな感じで意識して接していたら、他愛のない会話でもなんだか父もとても楽しそうに話をしていて、結果私も楽しくなりました。
苦手だった雑談に挑戦
私は雑談がとても苦手で、職場の休憩時間や美容室などでの会話が苦痛に感じてしまうことが多くあります。
仕事に関する会話は全然問題ないですし、その場の雰囲気を壊したらいけないと頑張ってしまうため周囲の人からは私が雑談が苦手だとは思われていないと思います。
最近、はじめて白髪染め専門店に行きました。
初めて行くお店だったこともありドキドキだったのですが、そのお店の美容師さんが結構話しかけてくるタイプの人だったので、意を決して「今日はこの時間を愉しんでみよう!」と自分に言い聞かせてみました。
(夫のデコさんにこの話をしたら、修行僧みたいだなと言われてちょっと自分でも笑えてきました(^^;)
髪を染めてもらう間の数十分を楽しむこと、聞き役になることを意識していたら、その美容師さんが話してくれた手作りマスクのお話がスーっと入ってきました。
- 素敵なマスクだな~(手作りのマスクをしていた)
- 刺繍について聞いてみよう
- 「そうなんだ~」と共感してみよう
こんな感じで過ごしていたら、マスク作りのYouTubeの話やら刺繍キットの話を教えてくれて私自身も楽しい時間を過ごすことができました。
まとめ
今日は、私の個人的なことでしたが「話をする」ということについて少しおつきあいいただきました。
私自身は幸いなことに夫婦の関係が良好で、夫が一人十役くらいの役割を担ってくれていて濃い人間関係を築けており、何ら不満のない毎日を過ごしています。
それでも、色々な人たちと会話する時間を共有しなくてはいけない場面があると思います。
私のように、もし雑談が苦手な方がいたら、話の内容というよりも話をしている雰囲気を楽しんでみることや聞き手になることをちょっと意識してみると、また違った世界が広がるかもしれません。
愚痴や批判ばかりの会話は疲れてしまうので無理をせずに受け流すことも大切です。そんな時、私は時々心の中で
「今日はこの温厚な私に怒られる役の人」と、付け加えて怒りを静めています(*^^)v
日常生活の舞台を演じる女優か男優になったつもりで、今日は話し役、今日は聞き役という風に、人生いろんな役を演じていると思って愉しむと案外自分ペースで無事に過ごすことができるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
こちらも合わせていかがですか?