でこぼこよみもの

人生、山ばかりでも谷ばかりでもなく…という、とある夫婦の話

時間をおいて再び同じ映画を観てみたら?【螺旋階段の踊り場】

ここ最近、私たち夫婦の間で「前に見たことがある映画を再度見てみよう!」というのが流行っています。

ブログを始めてから、記事を書いていて思い出した映画や言葉などがありました。

最初は、ただ懐かしさを楽しもう!という理由だったのですが、見てみたら以前とは違うシーンにひっかかり、気づきがあり、感動したりとなかなか良いのです。

今日は、何年か前に見た映画を再び観たことで発見したことについて書きたいと思います。

 

目次 

 

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映画「サトラレ」

【サトラレ】は、佐藤マコトさん原作・安藤政信さん・鈴木京香さん主演で2001年に映画化された作品で、自分の心が周りの人々に悟られてしまうという能力を持った青年が外科医になり、最後に大切な祖母がすい臓がんに侵されて主治医・執刀医となって・・・というお話です。

 

以前、このブログでも取り上げたことがあるのですが、その時はもう何年も前に観た映画だったこともあり、ラストのシーンで号泣した記憶しかありませんでした。

 

私がこの映画を最初に観た時は、サトラレの主人公がガンに侵された祖母の執刀医となり、実際に手術をしてすでに手遅れだったと知ることとなったラストシーン、祖母への気持ちを切々と語って(実際には思っている心の声)いた言葉に感情移入して泣いてしまいました。

そして、今回15年以上の時を超えてまた改めて観てみることに…。

すると、もちろんラスト、主人公の心の声のシーンにグッときたのですが、そのシーンとは別に、寺尾聡さん演じる寡黙な病院長が、八千草薫さん演じるすい臓ガン末期の祖母キヨに、最後「まだまだ放射線治療もありますよ。」と元気づけるシーンにもグッときました。

 

祖母キヨの立場で考えてみると、孫である主人公の心の声も実際に助かる可能性が低い状態であることを嘆き悲しみ、そして今まで育ててもらったことへの祖母への感謝の正直な心の声です。

そして、自分は助かる可能性が低く、余命幾ばくもないのだと知ったあとに病院長が元気づけた「放射線治療もありますよ。」という言葉、心の中はわからなく事実とは異なる言わば嘘ともとれる言葉も、どちらも自分を思ってのとても愛のある言葉だと感じたのではないかと思いました。

素敵な嘘もある…。

と、また思えた瞬間でした。

 

 

 

リメンバー・ミー 

先日、【ディズニー映画 リメンバー・ミー】を観ました。

「第2の死」というお話が出てきます。亡くなった人が、祭壇に写真が飾られていないために生者の国に行けないというのはオモシロいと思いました。

先ほどの「サトラレ」のことについて触れた記事に「第2の死」について「現世の人から忘れられてしまうこと」としてちょっと触れているのですが、今回あらためてこの映画を観て、残されたものが亡くなった人を覚えていられるようにお墓があり遺影があるのかなとあらためて気づきました。

自分が今在るのは、両親、そのまた両親、そのまた両親…と先祖代々続いてきたからなんですよね。あたり前なのですが、こんなことを考えると今在ることがなんだかとても感慨深い気持ちになります。

 

肉体の最期

誰でもいつかは”死”に直面します。

そして、この肉体も焼かれて灰になり土に帰ります。(海洋散骨というのもあります)

日本では、先祖代々の墓というものがあるご家庭は多いと思いますが、最近は”墓じまい”という言葉もよく聞きますよね。

私たちは子供がいないので、自分たちのお墓については相談して決めてあります。

まず、先祖代々の墓は遠方のため永代供養で心から感謝をして墓じまいをする予定です。そして私たちは樹木葬として一緒に木に宿りたいと考えています。

死後の世界については、人それぞれの考え方があると思いますが、肉体を持って生まれてきて死んで土に帰るということは皆等しく平等ですよね。

自分はどうありたいのか…。

時がきたら自分で、家族で、親族で、向き合わなくてはなりませんね。

 

 

島猫さんの記事に、新しい形の”自然還元葬”というのが紹介されています。ぜひ、そちらも読んでみてください! 

島猫さん、参考になりました。ありがとうございます! ⇩

catpower.hatenablog.com

 

 

私たちの過去の記事はこちらです ⇩ 

www.dekoboko5050.com

 

 

 

燃えよドラゴン

私は、物事を必要以上に考えすぎてぐるぐるとその負のループから抜け出せなくなる傾向にあるのですが、そんな時夫のデコさんからはよく「呼吸に集中してー」と言われていました。そして体を動かしてと…。

そんな感じの私なので、【映画 燃えよドラゴン】でのブルース・リーの台詞「Don't think! Feel.」という言葉を度々思い出すことがあります。

 

インターネット環境がなかった時代は、この台詞に続きがあることを知らずにいたのですが、最近検索してみたら続きの台詞があることを知りました。

そこで、実際に映画を観たことがなかったのでどのような場面で使われているのか、今回初めて観てみることにしたのです。

 

「Don't think! Feel.」という台詞は、映画のはじめの方に出てきました。

そしてその続きの台詞がこちらです。

「Don't think feel.」「It is like afinger pointing away to the moon.Don't concen-trate on the finger,or you will miss all that heavenly glory.」

ご自分で訳せる方はお任せするとして…

「考えるな!感じろ。」「これは月を指さすのと似ている。指に気を取られていると栄光(月)を見失うぞ。」という意味です。

この言葉についての記事をいくつか読ませていただきました。解釈はもちろんそれぞれです。興味のある方は、ご自分なりに訳してみるのも意味のあることと思いますし、色んな解釈を見て自分に近づけて考えるのもよいと思います。私も新たな気づきがありました。

私がこの言葉を思い出すのは、実際に生活している中でのワンシーンだけではありません。リアルタイムを感じる瞬間であったり、または遠くを見据える未来を感じる瞬間だったり…さまざまな場面で思い出します。

 

現代は、自分が望まない情報もどんどん勝手に流れて入ってくる時代です。何にでもあてはまりますが、どの情報を取り入れるか、そしてそれをどう使うのかが問われる時代、各個人に委ねられている時代なのだと思います。

古いものも新しいものも、老若男女を問わずに混在できるからこそ、使い方を間違うと思わぬ方向に進んでしまいます。そこから生まれるものをよりよい方向へ向かわせることが出来るのは、やはり私たち一人ひとりに懸かっているのかもしれませんね。

それだからこそ、光のある希望の未来でもあります。

 

なんだか最後はこのブログに似合わない壮大な話になってしまいましたが、私たちの日常は螺旋階段のように同じようなことが何度も繰り返し巡ってきます。実際に螺旋階段には踊り場はないですけど、繰り返しでも前に考えたこととは違うこと、前に見たのとは違う視点など、その時々で違う発見があると気づくとおもしろいと思いませんか? 

 

 

 

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