【内定辞退セットとは?】~実際に内定辞退したことがある私が考えたこと・これからの流れ~
今朝なにげなくTwitterを見ていたら、ちょっと色々考えが巡ってしまったので記事にしてみました。
このブログを読んでくださっている皆さんは、おそらく?就職活動を経験されている方がほとんどだと思います。そして、きっとこのような経験もしたのではないでしょうか。
伝え方が悩ましい「内定辞退」の連絡。そんな悩みに応えるレターセットが発売され、学生や大学関係者の注目を集めています。https://t.co/sZuAYDwBbC
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2020年1月17日
今日は、この内定辞退セットから考えたことをひとつまみです。
目次
【内定辞退セットってどんなの?】
内定辞退セットを開発したのは、日本法令という法律関係の書籍を扱う会社だそうです。
このセットが生まれたのは、「学生がラインなどのSNSを使って内定辞退の連絡をしてきてトラブルになっている」という話を聞いて、「このようなものを使えばトラブルを解消することができるのでは」というのがきっかけだそうです。
セットの中には、便せんと封筒、さらに内定辞退を伝える文例が下敷きに書かれていて、この字をなぞると内定辞退の手紙ができあがるらしい。
スポンサーリンク
【ひとむかし前世代の私が思ったこと】
私は昭和生まれのバブル世代。
終身雇用が当たり前だと思われていた時代の中で、酸いも甘いも経験した!かもしれないし、してないかもしれない一社会人です。
(あまり多くの人の就活について知ってるわけではないですが(^^ゞ)
この内定辞退セットのツイートを見て、最初に思ったのは「えー。ここまでやるの?」でした。
ずいぶん親切・丁寧な時代になったな・・・と。
ここで、「昔はね・・・」とお説教じみたことを書くつもりはなくて、ちょっとビックリしているのとこの先どうなっていくのかな~ということです。
SNSで内定辞退の連絡をするという学生と、ここまでお膳立てしてビジネス化してしまう企業側、そして少々違和感を持ってしまう自分。
学生には、面接の時間を作って対応してもらったことへの礼儀として、内定辞退の最後の連絡くらいは自分の声で、または直筆の手紙で伝えようよ・・と思っちゃいました。
企業側に対しては、正直に言うと少々過保護なのでは?ここまでお膳立てしてあげないといけない時代になってしまったの?と・・・。
でも、時代の流れは止められない。
私が追いついてないだけかもしれませんね。
【ひとむかし前世代の私が考えたこと】
退職代行サービスというのも随分と話題になりましたよね。
このサービスも、私たち昭和の時代の者からすると、「立つ鳥あとを濁さず」で辞める時こそきちんと自分で伝えるというのが当たり前だったような気がします。
内定辞退セットと退職代行サービス、このふたつのサービスが現在ビジネスとして存在している、存在できている。これは、単純に現実に需要と供給の関係が成り立っているから。
需要があるということは、必要としている人たちがいるということですもんね。
少々の救いは、内定辞退セットを購入して自分の字で辞退の意思を伝えようと考える若者がまだいたことでしょうか。
それにしても、今やGoogleで検索したりすれば文例もすぐに入手できる世の中だというのに・・・。
なんていうキーワード検索をすると、内定辞退セットの存在にたどり着けるのか。その検索能力の方に興味が向いてしまいました。
今の時代、リテラシーの低い人などはブログなどの情報よりも、YouTubeに直接情報を入手しに向かう時代らしい。実際、内定辞退についての動画も何万回と視聴されていました。
活字での情報入手から、誰かが言葉で解説してくれる視覚と音声で情報入手できる動画への動き、そして今後はこのような流れを踏まえた上でリアルタイムでの対面サービスへとリバイバルするのでしょうか。
【さいごに】
ブログからYouTubeへ、そして今後は集落=サロンへという考え方へ。
キンコンの西野さんや、オリラジの敦ちゃんなどのサロンとかは知ってる人も多くいるかと思います。
わたし自身は、様々な経験を経て現在は集団・組織が苦手になってしまいましたが、今後対面でのやり取りができるような流れになってくれたら、それはそれで私には嬉しい流れなのかなと思いました。
それにしても、流れが速すぎる時代です。情報も取捨選択、振り回されないように地に足をつけていきたいと、自分の在り方を確認した今日この頃でありました。
そして、もしこの記事を読んでくださっている方の中で内定辞退を考えている方がいたら、ご自分と企業の双方にしこりを残さないためにも、そして気持ちよく新しいスタートを切るためにも、いずれの方法にしても内定辞退の連絡は早めに行うことをお勧めします。
最後までお読みいただきありがとうございました。